西へ、東へ、どこまでも

硝子の少年も WAになっておどって おみくじHAPPYになれば ええじゃないか!

これが、「担降り」というものなのかもしれない。

先日、8ESTの肩掛けバッグをさげて買い物をしていたら、店員さん(女性、恐らく同年代の20代前半)に「エイターさんですか?」と声をかけられました。
突然のことにびっくりしながらも、「そうなんです~お姉さんもエイターさんですか?」と返したところで、当然と言えば当然の質問をされました。

「担当は誰ですか?」

 

高校3年生から約5年、箱推し前提の渋谷すばるさん担当を名乗ってきました。
私の短いジャニオタ歴の中で最も長く担当しているのが、すばるさんです。
でも、その時の私は条件反射ですばるさんの名前がでなかった。
一瞬頭が真っ白になりながらもなんとか絞り出して「し、渋谷すばるくんです…」となぜかフルネームで答えていました。

 

なぜ、そんなにも動揺したか。

「担当は誰?」と訊かれて頭に浮かんだのが、淳太くんだったから。ジャニーズWESTの笑顔だったから。

 

 


最初はエイトが可愛がっている弟分のグループだから~という程度で、軽い気持ちで応援していたジャニーズWEST
1年経たずにここまで夢中にさせられているとは考えもしませんでした。


最近のエイトのやりたいことがよくわからない。
『味園ユニバース』以降の渋谷さんのソロ活動を応援する気持ちになれない。
J-WEBでの渋谷さんの発言を未だに消化できてない。*1

 

そんな、エイトや渋谷さんに対して煮え切らない思いを抱えていた頃に出会って、転がるように彼らにハマりました。

WESTは、私のやって欲しいと思うこと、欲しいと思っている言葉をくれました。
そりゃ、堕ちるに決まってますよね。
浮気のつもりが本気になっていた、みたいな。恋愛ドラマのようなハマり方でした。

 


もしかしたら、即答できなかったのは、パリピポコンに行った直後だったというのも関係しているかもしれません。コンサート後特有の、熱病みたいに浮かされている気分が続いていましたから。


でも、気づいてしまったんです。「ジャニーズWESTのファンですか?」と訊かれたがっていた自分に。
買い物中の私は、8ESTバッグと、パリピポコングッズのシュシュを付けていたんです。
エイトじゃなくて、WESTのファンだと思われたかった。堂々と中間淳太くんのファンだと言いたかった。
そんな自分に気づいて愕然としました。

 

「自分にとってのエイトとは?」という価値観が、昔とは変わっていることを認めざるをえませんでした。
もちろん、今でも関ジャニ∞は好きです。関ジャム見てると、トーク部分ではほっこりするし、演奏部分ではカッコイイなと思うし。
でも、前みたいにきゃあきゃあ言ってない。熱量が、失せている。エイトに関するニュースを、スルーできてしまう。
先ほど2012年頃のM誌やW誌等のドル誌を見ていて、ちょっぴり泣きそうになりました。私はあの時エイトが本当に本当に大好きで、全力で追いかけていたな、と。


こんな、惰性みたいな「好き」の気持ちで「渋谷すばる担当」を名乗るのは、他のすばるさん担当の方にも、過去の“すばるさんを全力で担当していた私”に対しても失礼だと思いました。
だから、これからは、「渋谷すばる担当」を名乗るのはやめます。でも、エイトの中での1番は、きっとすばるさんのまま。エイトのことも好きなまま。担当を名乗るのをやめるだけ。ただ、それだけ。


拝啓 渋谷すばる
あなたを担当していたこの5年間、たくさんのものをあなたから頂きました。だからこそ今の私がいます。
成長して、あなたとは違う人の方が魅力的に思えるようになりました。だから、「渋谷すばる担当」をやめることにしました。
もしかしたらまた戻ってくるかもしれないけど、これまで、ありがとうございました。でも、これからも好きでいさせてください。 敬具


これが「担降り」ってやつなのかもしれませんね。

 

*1:ライブの楽しみかた云々について書かれた「やすば」のやつです