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「好き」の源泉かけ流し♨

硝子の少年も WAになっておどって おみくじHAPPYになれば ええじゃないか!

against「布だぜ?」~SHOCK衣装に込められたプロの力の結集に想いを馳せて~

Endless SHOCK 衣装展示@名古屋 を見たメモと雑感。

 

用事後、さらっとみるだけの予定が、気が付いたら45分も衣装を見つめてた。おかげでランチタイム逃しそうになった。


ぐるぐる回りながらただただ見つめて、満足したら、次はメモを取り出し、持ち合わせていない絵心を絞りだして、ボールペン1本で30分はスケッチしてた。
重たいカバンも、ヒールも、スーツも、全く苦にならなくて、無我夢中だった。(正確には、メモと衣装以外は意識の外に飛んでた。)
だって、目の前に座長の衣装があるんだよ?しかも、SHOCKのクライマックスシーンである夢幻の!!!

こんなに近くで見られることはもう2度とないだろう、と思ったら、しゃぶりつくように見ていた。時間とお金に余裕があったら全国周りたかった。口惜しい。


「Endless SHOCK Sound Track 2」の発売を記念した、全国5箇所でのSHOCK着用衣装の展示。
私が見に行った、地元 名古屋・栄HMVでは、「夢幻 MUGEN」という曲の時の衣装が展示されました。

 



SHOCKファンじゃない方には、「赤色の布一枚でワイヤーなしフライングをしているときの白色ひらひらの衣装」といえば、伝わるでしょうか?

 

これです。(SHOCK 2014パンフレットより、以下写真すべて2014パンフレットより)

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WSとかで一番流れているシーンな気がする。「いわゆるSHOCK」のイメージが付いている衣装の1つだと思います。
それが名古屋に回ってきたよろこび…!間近で見られたよろこび…!

1着しかないSHOCK衣装を全国展示してくださったことに感謝。

万が一、なにかあったら、秋の公演に差し障りがあるかもしれないのに…それでも本物をこんなに間近で見せていただけて…!ありがたいことです。

 

【全体】

・展示衣装は「夢幻 MUGEN」衣装
サントラ2の通常版のジャケット写真にもなってます。

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・展示ケースでは、靴なしで、マネキンに着せてました。


・衣装の後ろには、リボンフライングを彷彿とさせる赤布が、ゆったりとドレープ状に天井から垂らしてありました…!粋な計らい…!

 

・座長、5センチヒール履いたおしのびと全く同じ目線だということが判明w

 

・上下前後ろとも、左半身に装飾が多い印象

 

・衣装のパーツ分けは、腿までの丈の合わせ+アイボリー色のパンツ+ベルト、かな?
この衣装の特徴である、下半身の白布や金装飾のひらひら類は、ベルト付属と思われます。この気づきに地味に感動した。全部一体になってるのかと思ってた。


【上半身合わせ 正面】

・上半身半分開いてますやん!(叫)

公演中はクライマックスシーンだからそれどころじゃなくて気にしたことなかったけど、めっちゃ色っぽいぞ

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胸元の開き具合が大変けしからんいいぞ

 

・マジックテープで止めてる。身頃が重なったところから裾までべったりと、Yの左上がないみたいな形で幅5センチぐらいのマジックテープで。

ベルトでも固定できるのに、随分厳重に止めるんだな、と衣装展現場では思ったけど、実際本人が着て動作がつくと、上の写真ほど胸元がばがばに見えちゃうんだな…。

 

・正面からよーくみると、右身頃で、ところどころ布地のラメ加工?が取れてしまって、色味にムラがでている。
特に、ビーズのブーメラン型飾りの隙間や、右身頃の中央部分で顕著。

 

・なんといっても一番ひっくりかえったのは、あのゴージャスな衣装を作り出している数えられないほどの大量のビーズ類が、手縫いでひとつひとつ縫い付けられていたこと…!

話には聞いていたけど、本当に、この膨大な量の装飾をひとつひとつ手縫いで施してるんだ…!と、改めて驚く!もう芸術作品の域。

大きな三角形のビジューも、四角形のも、太い糸で2回以上は縫い付けられていたし、ボンドで張り付けてある部分も、全部テグスでぐるぐると二重にして何か所も固定されていた。

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この近さでなかったらこの細かなところは絶対に見えなかったし、パンフの撮影ではおそらく加工で消される部分だと思うから、
こういうのが見られて本当にうれしい。こういうのが見たかった~!
衣装担当の方にはただただ頭があがらない。


・衣装の大部分がビーズやビジューなのはわかってたけど、なんと、首元~胸の、金の縁も全部ビーズだった…!
しかも!竹ビーズの両端に小さいスパンコールをいれて、それを一塊にして、延々首元から裾まで一列に縫い付けてある…合わせたら少なくとも1メートルはあるよね…?
竹ビーズって直径5ミリもないし…果てしない分量…!

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 ぜんぶ、ぜーんぶ、1個1個手でつけてあるんです…!


上半身合わせ 横】
・SHOCK 2017の、カズレーザー化対策かな…?と思われる片鱗を発見。

 

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・腕部分、他よりも厚い作りになっていて(綿でもはいってるのかな?と思うほどふっくらしている)、そこが…明らかに一度開いて、まつり縫いをした形跡が…w
いや、もしかしたら違うかもしれないんですけどね!?
でも2014のパンフ確認(上のモノクロ写真)したら、この時点では全然開いてなかったから…w

無理やり布出したのかなぁwとwww

 

【 上半身合わせ 背中
・夢幻の後ろ姿なんてまともにじっくり見たことがない(太鼓終わってライバルと握手して後ろに歩くときはだいたい号泣してる)から超新鮮。


・ほとんど見えない部分ではあるものの、ここもめっちゃくちゃ凝った細工になってる。

 

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・これだけビーズ類縫い付けてあったら、相当重いだろうな…特に肩周りに装飾が集まってるから肩凝りそうだ…。


・後ろ右身頃の唐草のような模様は脇の下を通って前身頃の模様とつながる。


【ベルト 正面】
・とにかくぎっしりびっちりビーズが詰まってる。アイロンビーズかよって突っ込みたくなるぐらいぎっしり。もちろん一つずつ縫い付けもしくはボンド止め。すごいの一言。

 

・ベルト部分のマジックテープが7センチほど止めず余らせて残ってました。
これって、マネキンのほうが座長よりウエスト太いってことですか?
…座長どんだけウエスト細いんですか…?!

 

・夢幻の激しい振りをより際立たせる、あのふわふわの白布、層構造になってます。
前層は、よりふわふわするように切りっぱなしの縫い処理なし。だから軽さが出るんだろうな。
後ろの層は1センチぐらいで折り返し縫い処理。
正面の目立つ金の1連飾りは、布に縫い付けられてるものと思い込んでましたが、独立タイプ。かつ、布の裾まで飾りはなく、裾から15センチぐらい上の短さでした。
他の垂れ下がり飾りも全部同じくらいの長さで、15センチぐらいは裾から上にあった。
重くならないように、か、万が一踏んで転ばないように、か…?

 

【ベルト 背中】
・左側に集中してじゃらじゃらと装飾、革を模した垂れ飾りもある

 

 【腕飾り】
・金色革模様


・マジックテープ部分と端部分が随分毛羽立っている


・リボンフライングで光一さんの体重を赤布一枚で支えるとき、すべての重力と摩擦を受け止めているのがこの部分だもんなぁ…と思うと、かかっている負荷がよりリアルに感じられた消耗具合でした。

 

【衣装を間近でみて思ったこと】

・服に詳しいわけでもなく、デザインに詳しい訳でもない、ど素人が見た感想だけど、遠くからみて美しいな、と思っていたこのお衣装は、近くで見てもやっぱり美しかった。

それは、キラキラの装飾がたくさんついていて美しい、なんて単純なものじゃない。

装飾性はもちろんだけど、この衣装には、機能性や物語のなかにおける意味も詰め込まれているうに感じた。

 

・光一さんソロコンにも通じるけど、近くでみて、機能性ありきだからこそこの衣装は無駄な装飾がなくて、必然の装飾だから美しいんだな、と思った。

激しいステップ、空中での跳躍、膝つき姿勢…どんな激しい振りでも、衣装を誤って踏みつけたり、装飾が絡まったりしないようなデザイン。それでいて、優美さを最大限引き出す、残像にのこる布の揺れ感、コウイチの最後のステージにふさわしい華やかさも持ち合わせていました。

 

〈最期まで命を魂を燃やすシーンの衣装〉

・MUGEN は、自分の死を受け入れたコウイチと、コウイチの死を受け入れたライバル・カンパニーが、コウイチと共に最後のSHOWに臨んでいる劇中劇シーン。

・SHOCKの代名詞にもなっているあのリボンフライングは、赤布でコウイチが生命を燃やしてSHOWに臨んでいる様子を表現したかった、とどこかで座長が語っていた。

・そのシーンで、この、白基調、ひらひらと揺れる白布が舞う衣装を着る意味、とは。「白」と「揺れる布」が、〈最期〉を連想させる。また、リボンフライングの生命の「赤」と、衣装の「白」、そして、ライバル・カンパニー衣装の「黒」との3色の対比。白と黒、白と赤の対比。白と黒は行く者と残される者。白と赤は死と生。そんな対比が込められているのかもしれません。

 


〈和洋が共生する衣装〉

・この衣装、ぱっと見はとても「洋」なのに、細部をみると「和」を感じる。

例えば、両肩の装飾。裃を思わせるような形で少し張り出している。

 

・MUGENという曲自体も和洋を取り混ぜた曲。コウイチとライバル(とパーカッションの方)が、鬼の形相で打ち鳴らす、和太鼓と、MJの振付をしていたことでも有名なトラヴィス・ペイン氏による振付-両極に立つ和と洋がひとつの曲のパーフォーマンスに組み込まれている。和のときには和に、洋のときには洋に、違和感なく、パフォーマンスを最高に引き立てる衣装。それがこの衣装の最大の特徴だと気付いた。

 

・腕が出ているデザインによって、和太鼓の時により打ち手の力強さをダイレクトに見ることができる。もし長袖であの和太鼓をやってたら鬼気迫る様子はしぼんでしまうように思う。

腕がでているデザインによって、コウイチとライバルのシンクロダンスで、よりシンクロを感じられる。まっすぐにピンと伸ばした腕の張り、角度、タイミング…コウイチとライバルが、心をひとつにしてSHOWが行われていることがこのシーンから伝わってくる。それをより強く印象つけるのが、この衣装。

  

〈左半身がデコラティブになっている衣装〉

・上半身も下半身も、左半身はよりデコラティブになっていることを発見。

アシンメトリーなデコレーションも素敵。左に装飾が多いのは、リボンフライングが時計回りだから、左半身がよく客席に見えるため、かな…とか思ったり。映像確認したら違ってた。リボンフライングは反時計周りでした。見せ場で下手向く動線が多いからかな…?(下手向くと左半身が正面になります。)

(ライバルとの太鼓立ち位置下手側、カンパニー 一斉ジャンプのところー下図ーなど)

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マネキンではあったけど、実際に光一さんが、座長がステージ上で身に着けている衣装をぐるっと見て、普段は絶対に観られない、間近の後ろからの角度で観たとき、

コウイチのカンパニーは、みんなこの背中をみて走ってきたんだな、と思った。
男性にしては小柄(←w)だし、背は私と同じぐらいだけど、
マネキンが着ていることによって3Dになった衣装からは風格というか、オーラというか。
この背中についていきたい、ついていけばいいんだ!と思える何かが放たれているのを、私も感じられた。

 

コウイチのカンパニーの、リカやヤラ、ウチをはじめとする皆、そして、座長・堂本光一率いるSHOCKカンパニーの皆さん、リカ役の方、屋良くん内くん、ジュニア、アンサンブルさん、は、この背中をみて夢幻のラストの群舞を踊ってるんだ、と思うと、目が離せなかった。

 

 

 

傍から見たら、ただの劇中衣装で、それこそ、ただの布、「布だぜ!?」な話なんだけど、

 

ひとつひとつ縫い付けられたビーズや、ぐるぐるとテグスで固定された装飾、間近でみて初めて気づくほつれや生地の傷みを発見して、この1着を作るまでにかけられた時間や労力を思わずにはいられなかった。

 

座長は、そんな裏方事情は頭から追い出して、ステージを楽しんでほしいというようなことを話されてますが(笑)、私はどうもそういう裏方にまで想いをはせて観てしまうタイプのようで。ごめんなさい(笑)

 

この衣装1枚をみても、衣装さんと演出サイド・そして光一さんが、

この時のコウイチは何を思っているのか、「MUGEN 夢幻」はコウイチやカンパニーにとってどういう意味を持っているのか、みんなはどんな気持ちでこのSHOWに臨んでいるのか…そういったところまで突き詰めて、この衣装を作りあげたんだろうということが、よく、伝わってきた。

 

たかが、布。されど、布。

世界で1着しかない、コウイチの「MUGEN 夢幻」衣装を間近でじっくりと拝見して、


ますます、SHOCKの世界が好きになった。

 





 

 立ちながら荷物持ちながらのメモなので字が汚いのとイラストに絵心がないのは目をつぶっていただけるとうれしいです…あくまで自分用めも。